どうも、ミハラです。
今日は、隠れクズ男のせいで、僕の大好きだった女性の人生がメチャクチャになったお話をしようかと。
僕は18歳で長野のとある田舎から東京に出てきました。
よくいるお登りさんです。
特に「東京でないとダメ」という理由もなく、
- なんとなく都会でオシャレに暮らしたかった
- 新しいものに触れたかった
- カワイイ女の子に出会いたかった(笑)
そんな不純な動機で田舎を飛び出したわけですが、実際、東京にはカワイイ女の子がたくさんいるだろう・・・これ、ガチで信じていて、かなり期待して上京したのを覚えています。
で、僕が通っていた専門学校は、歯科技工士という入れ歯を作ることに特化した医療系の学校でした。
国家資格でもあるので、将来安泰だろうという安定志向から選んだ職種で。
初めての1人暮らし。
初めての東京。
ワクワクしながら、入学を迎えたわけですが、とにかく女好きだったので、カワイイ娘がいないか探すわけですね。
当時は若いからギンギンですわ。
で、メチャクチャ探した結果
・・・
・・・
・・・
「1人もいない」という悲しい状況に。
「ふぁ!?」
「女50人いて1人もいないってどゆこと?」
と思いましたが、スグにその理由が分かりました。
・・・カワイイ女の子は、みんな歯科衛生士科に固まってるんすよ。
歯科医院にいる助手さんってカワイイ子多いですよね。
衛生士科はバラ色(天国)
技工士科はオワコン(失礼)
僕の楽しい(と予測していた)学生生活が
2日ぐらいで終わりをつげました・・・が、
よく探してみると1人だけ技工士科にちょっとカワイイ娘がいました。
でも、当時は全く意識していなかったので、授業中その娘にいたずらしたりして、遊んでいたことをよく覚えています。
特に意識していないからこそ、いたって自然にガンガンにちょっかい出してました。
周りからは、
「あの娘の事好きなんでしょ?」
みたいに言われてましたけど、
「いや、全然好きじゃないけどw」(本音)
って感じでとにかく気にもとめていなかったのです。
かなり地味な女の子だったので、んーまあまあかな(超上から目線)ぐらいに思ってたんですが、ここから信じられない出世劇が始まります。
山形から上京した田舎女が最終的に
・・・
なんと・・・
・・・
上戸彩(似)に進化しました。
いやいやいや。
どんな進化?
ポケモンでもそこまで進化しない。
遺伝子組み換えですか?
DNAから根こそぎですか?
そんな劇的ビフォーアフターされたもんだから、僕もビックリして。で、気づいたら惚れてました。
しかし、進化したポケモン、もとい上戸彩(似)を周りの男が放っておくわけないです。
すぐに一つ上の先輩と付き合い始めます。
で、その先輩ってのが、後輩の面倒見がよくて、僕も親しくしていた人だったんですね。
「なんでもっと早くアプローチしておかなかったんだ・・・。」
というか、上戸彩(似)とはガッツリ友達になってしまって、今更、手を出すのもかなり微妙な感じに・・・。
と、まあこんな想いもありながら、先輩に後を越されるわけです。
そこから怒涛の嫉妬が襲ってくるんですが、もう付き合いたてでイチャイチャのラブラブで見てられません。
結局そのまま2年間の専門生活は終わり、何事も起こらずに卒業を迎えます。
僕は上戸彩(似)と仲が良かったため、その後も友人含めみんなで遊んでいたのですが、周りからは
「いや、ミハラよ。このままでいいの?あいつそろそろ結婚しちゃうかもよ?」なんてけしかけられて、
「いや、別にそこまで好きじゃないし、いいよ、それでも」なんて強がっていて、今思うと
「なんだそのカッコつけ方は」
「カッコいいとでも思ってんのか、コノヤロー」
「ダッサ・・・」
と猛烈にツッコミを入れたいところですが、
低コミュ力の僕は、気づくこともなく・・・それがカッコ悪い事だとも分からず、自分の気持ちに蓋をし、しばらくやり過ごしていたのですが、その時はやってきました。
当時、僕が25歳ぐらいの時です。
最悪の一報が届きます。
上戸彩(似):「ミハラ、私結婚することになったよ」
と、急に連絡がくるんですね。
頭真っ白です。
「悠長に構えていたら、まさかのゴールインだと?」
「いやいや、ちょっと待て。」
「もう確実にアプローチできなくなる。」
「終わりだ・・・」
そう思った僕は急に慌て始めます(ダサい苦笑)
「そっか。じゃあ、結婚祝いで飯でもいこーぜー」
とかいって、意味不明な「二人で食事に行く」を敢行。
この時ね、2人でデートっぽくいけばなんとかなるんじゃないか的な淡い期待があったんですよ。
若いですね。いや、未熟ですね。思考回路が。
「何を期待してんだ」
「特別アプローチしてるわけでもないのに、向こうからくるわけねーんだ」
と今ならゴルゴ13ばりの冷静さで判断ができるんですが、当時は中途半端すぎる行動をとって、傷つかないように自分を守ってました。
で、よせばいいのに・・・
僕はそのあと・・・
結婚を控えた彼女に告白をしてしまいます。
1つ上の先輩に奪われ、結婚してしまう直前まできた。
その焦りから、
「自分の気持ちだけでも伝えておかなければ後悔してしまう」
そう考えたわけです。
え。でもどーすんの?
気持ち伝えてそのままで良いの?
ホントに結婚させていいの?
奪わなくていいの?
そう思う反面、
- いや、自分の先輩のフィアンセを奪うなんて・・・。
- しかも、共通の友人もいるのに・・・。
こんな葛藤の中がありました。
でも普通に考えて、このタイミングで告白するって異常です。
なんで、そんな行動に出たのか?
これには理由があります。
それは、「旦那の裏の性格に問題があったこと」
これなんですよ。
旦那はかなり外面(そとずら)がいいのですが、彼女に対しては、少し違ったようでした。
結婚前にそのことをうっすら聞いてはいたのですが、どんな状態だったかというと、
- 八方美人
- 彼女を豪華に見せたい
- 幸せに見られたい
- いい暮らしをしているねと言われたい
・・・全てが「他人目線が基準」になっていることに気づいたでしょうか?
これらの性質から、旦那は彼女にブランド品を買い与え、持たせていました。
元々ブランドに興味がある娘じゃありませんでした。
もちろん、誰だって多少はブランドに憧れるでしょうけど。
わかりやすいゴリゴリのヴィトンのブランドバックとか持つ女の子ではない。
どちらかというと、ブランドを持つなら保守的にCOACHとかを持つ娘でした。(まあ、実際わからんけど、イメージの話です。)
後から聞いた話だと、それらはすべて旦那から買い与えられたものだったんですね。
とはいえ、歯科技工士はそこまで給料が高いわけではないのです。
起業すれば話は別ですが、無理して買ってることは容易に想像できました。
だって、自分(先輩)もブランドもんたくさん持ってましたから。
この先輩の彼女に対する言動と人間性に僕は一抹の不安を覚えていました。
そして、彼女も同じように・・・「私このまま結婚してもいいのかな?」と、結婚前にもらしていました。
ミハラもその先輩の言葉にならない不安を抱えている。
だから、告白に踏み切ったのですが、この時の僕は世界一男らしくなかったと思います。
告白した後に、「気持ちだけ伝えたかったから」と言えず沈黙していたら、彼女から「私どうしたらいいの?」と聞かれました。
「それはどういう意味だ?」
「俺はどうするのが正解なんだ?」
「このまま彼女を奪ってしまうのがいいのか?」
「それとも、このまま幸せな結婚を応援してあげる方がいいのか?」
「いや、男ならここでいくべきだろ。」
「でも、共通の友人の手前もあるし・・・」
・・・結局迷いに迷ったあげく、沈黙が続き、僕は自分から答えを出すことができず、
「ごめんなさい」
と断られることになります。
その後、彼女と先輩は結婚することになるのですが、1年後ぐらいに急に連絡が入ります。
なんか離婚したらしいよ、と。
な・ん・で・す・と?
この時の感情はなんとも言えないものがありました。
チャンスか?いや、彼女はそれどころじゃないだろう。
友人ずて聞いた話だと、結婚してすぐにお金もないのに、良いマンションに住み、いい車を買い、ブランドものを買い、独身時代と同じ生活を旦那はしていたらしく、
彼女は「もう少し節約しない?」と持ちかけたが話は聞き入れられず、
次第に夫婦関係は冷めていて、最終的には旦那が浮気してTHE ENDだったそうです。
彼のおやじさんは歯科医師で、自分以外の兄弟も歯科医師だったようで。
それなのに、自分だけ歯科医師になれず歯科技工士で、それがコンプレックスだった・・・ような話を後から聞きました。
このコンプレックスからくる反動が結婚生活や、彼女との向き合い方に出たのだと思います。
「周りにチヤホヤされたい」という思いが強かったのでしょう。
一方、彼女はおじいちゃんが「大切な孫の結婚資金のために」とせっせと貯めていた180万を結婚祝いでもらい、結婚式の費用として使っていたようでしたが、これも全て水の泡。
この時、ここまで起こったことを慰めるため会いに行ったのですが、彼女が求めていたのは、状況の解決ではなく”共感のみ”でした。
僕は彼女に好かれたいが先行しすぎて、とにかく早く元旦那のことを忘れさせて、俺に気を向けたい、惚れられたい
・・・こんな自分よがりのコミュニケーションをとっていました。
しかし、悲しいことにこのアプローチが「奪うコミュニケーション」になっていた事にのちに気づくわけです。
「彼女に好かれたいと思っていた」
「けれど、自分が先に得をしようとしている姿勢がよくなかった」
もっと違う形で当時の彼女を助けることはできたはずだ、と今強く思います。
結局彼女は、そこから技工士もやめ、技工士時代の友人関係も悪くなり、風のうわさでは、ブライダル関係の仕事に転職したと聞きましたけど、姿を消して以来僕も今日まで会っていません。
・・・
彼女の「私どうしたらいいの?」にどういう意味があったかは今となっては分かりませんが、結婚することがほぼ決まった時、もしくはその前に、僕がなにかしらの決断をしていたら、今の現状はなかったかもしれない。
正直今なら余裕です。
120%僕のものにできる自信があります。
しかし、当時は力がなかった。
「もし彼女を口説き落とす力があれば・・・」
全てが旦那のせいだとも思いませんが、かなりの割合で旦那側に非があることは、ひいきめに見ても明らかです。(浮気してますからね)
隠れクズ男のせいで僕の大好きだった女性の人生がメチャクチャになりました。
結局、自分優位でしか物事を考えられなかった結果だと思います。
だから、コミュニケーションが破綻して、離婚を招いたのだと思います。
まあ、ここまで話して言うのもなんですが、さすがにクズ男は言い過ぎかもしれませんね苦笑。
その先輩には僕も世話になったんですよ。
“僕にとっては”いい先輩だったんですよ。
こっちも複雑な想いなんですよ。
でも、大好きな女性の人生を壊した・・・。
結局、浮気で離婚。
これを考えるとね、深い感情の部分では「クズが・・・」と思ってしまう僕にも闇の部分があるのかもしれません。
というか、僕がそもそもヘタレじゃなければ、こんな事態にはなりませんでした。
結局「クズ男に鉄槌を・・・」なんて思考は八つ当たりしたいヘタレの発想で、考えるべきは「自分の進化・成長だった」ということです。
もっと相手の気持ちを考えたアプローチが事前にできていれば。
変なカッコつけなんかしなければ。
未来は変わっていたかもしれません。
今となっては答えはわかりませんが3 Mind Sets 前編で話した、「提供者マインド」があれば、もっと違った今があるのかもしれない。
高い確率で未来は変わっていたと思います。
こう思うと、提供者マインドは人生の重要な選択を迫られた時にも有効に働いてくれることが期待できるわけです。
ということで、まだ見てない人は是非ご視聴を。
■Part.1必聴ポイント
- 対女性関係のおける”コアスキル”
- 【致命傷】会話力=〇〇
- 絶対に持っておくべき3つのマインドセットとは?
- 「僕らは会話を”楽しんではいけない”…」の真意
- 人間本能から考える「おいしいポディション」とは?
- なぜ「人は誰しも話したがり屋」と言えるのか?
- 【本質】会話本来の目的は相手に・・・
- 会話支配率のコントロール法
- 「聞き上手」は良いのか?それとも悪いのか?
etc・・・
後編は明日公開しますね。
熱が入って長くなってしまいましたね。
それでは、また明日。
ありがとうございました。
追伸:
もしも、今の状態のまま過去に戻って、恋愛の失敗をやりなおせるとしたら。
余裕でその状況を乗り越えることができるでしょうか?
できれば、自分の近い過去の事例で考えてみてください。
もし、「おや?今でもどうやってアプローチしたら100%勝てるのか分からん・・・」って場合は、過去で成長が止まっていることになります。
心当たりがある場合は、この先も読むことを強くオススメしますよ。
■バックナンバー